卓袱台にぺちりと置かれたそれは一枚の大判写真というべきか、掌の二周り程の大きさの写真であって、其処に写るは妙齢な黒髪映える女性が独り。

「道中拾った。誰かは知らん」

 そうして茶を啜る魔理沙を他所に、私の視線はその女性から動かすほどが出来ないほどに、こう表したら陳腐なそれなのやもしれないが、何か猛烈に心を奪われ、ついでにその後の言葉をも奪われては何処か呆然とそれを見詰めるのであった。
続きを読む