どうせ暇を貰うのだから、空は青く澄み渡る様な晴れの日であって欲しいと思う願いが通じた様に、いや、主の手前そんな事を願うのは有りなのか無しなのかはこの際置いといて、お天道様が聞き入れてくれた心地よい日差しの中、里をるんるんと闊歩してみれば面々何だかその陽気に中てられた様な顔をしているので、それにつられるかの如く私もついつい頬が緩んでしまうのも仕方が無い事なのである。
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タグ:十六夜咲夜
十字と杭と日光と、それから毒も
「ごちそうさまでした」
てきぱきと自分の食器を揃え配膳台へと運ぶのは意外にもこの館の主、レミリア・スカーレットその人である訳なのであるが、温くなった紅茶を飲み干してはこれまたそわそわと他の面々が食べ終わるのを待ちきれないといった様子で、いや、待つことには変わりはないのだが、ぴくぴくと羽を震わしながらそれを待つのであった。
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一日門番、紅慧音
「頭が痛い」
生ぬるくなった茶を啜りその渋さをどこか他人事の様に感じながら、ぽつりぽつりと呟いてみる。
「別に嫌だとかそういうわけではなくてだな。自分で選んだ役目だからな。そこについては何も問題はない」
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二点、八点、紅魔館
※東方projectです。
※地の文です。
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※地の文です。
「えっと、咲夜ちゃん」
部屋に流れるなんとも間の抜けた静寂。普段から気の張った部屋という訳でもないが、今の美鈴の部屋には特段居心地の悪い気を感じる。
そんな静寂に肌を刺されながら、美鈴は頬を二、三度掻いた。
咲夜「その包み紙は館の色で」
※東方projectです
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
咲夜「パチュリー様」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
咲夜「パチュリー様」
パチュリー「はい」
咲夜「教えて下さいますか」
パチュリー「えぇ」
咲夜「魔法を」
パチュリー「そうね」
パチュリー「えっ」
咲夜「えっ」
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