※若干の手直しがあります
※追加分があります
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
響「貴音ってさ」
※追加分があります
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
響「貴音ってさ」
貴音「はい」
響「口開けて寝るよね」
貴音「はい」
貴音「……はい?」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
響「だからさ、この前指入れてみたら」
貴音「待ちなさい響」
響「ん?」
貴音「どういうことですか?」
響「どういうこと、って?」
貴音「口を開けて寝る、とは」
響「そのままなんだけど……」
貴音「はて?」
響「貴音って寝る時、いっつも口開けながら寝てるって話」
貴音「えっ」
響「えっ」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「えっ、いや、意味がよくわからないのですが」
響「意味も何もそのままの意味だぞ」
貴音「響、わたくしの二つ名を知っていますか?」
響「二つ名?」
貴音「『銀色の王女』、です」ドヤ
響「あぁ、それね」
貴音「そうです、わたくしは『銀色の王女』、四条貴音であることを忘れてはなりませんよ」
響「自分忘れてなんかいないぞ」
貴音「では、わたくしの寝相は?」
響「いつも口開けっぱなし」
貴音「」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「おかしなことを言うのではありません!!」
響「本当だってば!!」
貴音「違います!!」
響「何でさ!!」
貴音「はやー!!」ギュム
響「いひゃひゃひゃひゃ!!」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
響「ほっぺが……、ほっぺがぁ……」
貴音「あぁ、まさか芸能界の闇がこんなところにまで……」
響「関係無い!!」
貴音「響、わたくしの名前は」
響「四条貴音」
貴音「二つ名は」
響「『銀色の王女』」
貴音「そうです」ナデナデ
響「んふふ」
貴音「そして、わたくしの寝相は」
響「口開けっぱなしで」
貴音「いけません!!」ペチン
響「うぎゃあ!!」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
響「なんでぶつんだ!!」
貴音「ふざけるのはやめなさい!!」
響「自分ふざけてなんかない!!」
貴音「響、落ち着きなさい」
響「なんで自分の方がおかしなやつ扱いされなきゃいけないんだ!!」
貴音「嘘をつきたくなる年頃なのは分かりますが、それではあいどるとしてやってはいけませんよ?」
響「嘘じゃないもん!!」
貴音「ほら、こちらで貴音お姉さんと遊びましょう」
響「今日の貴音なんだか変だぞ」
貴音「誰しも自分を特別と思う時期があり、響もそうなのでしょう」
響「ち、ちがうのに」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「本日のおやつは苺大福です」
響「……ぴよ子に怒られるぞ」
貴音「これはわたくしが持って来たものです」
響「ほぅ」
貴音「響もおひとつどうぞ」
響「やった」
貴音「では、わたくしも」パク
響「最近は寝てる貴音のモノマネも出来るようになったんだぞ!!」
貴音「んぐっ!?」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「んんっ、んんんん!!」ドンドン
響「んふっ」
貴音「んぐっ!! んっ!!」
響「あははは、いきなりゴリラのモノマネなんてずるいぞ」
貴音「んんんん!!」
響「違うの? うーん……、じゃあ怒った時の伊織だな!?」
貴音「んがっ、ひびっ」
響「あははは、ホントそっくりだぞ!!」
貴音「……っ!! ……っ!!」
貴音「はあっ、はあっ」
響「ずいぶん気合入ってたな」
貴音「響!!」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「いいかげんにしなさい!!」
響「えっ」
貴音「大福を食べながら物真似なんてしません!!」
貴音「それより!! なんですか寝ているわたくしの物真似とは!!」
響「おいしいな、これ」
貴音「話を聞きなさい!!」ギュム
響「いひゃひゃひゃひゃ!!」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
響「いきなり痛いぞ!!」
貴音「何故寝ているところの物真似なのですか!!」
響「そんなにみたいなら素直に言えばいいのに」
貴音「違っ、そんなことは一言も……!!」
響「いくぞー」
響「」ポカァン
貴音「」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
響「どうだった?」
貴音「誰ですかさっきの間抜けな顔は!!」
響「貴音そっくりでしょ?」
貴音「違います」
響「いやいや、そっくりだぞ」
貴音「口どころか目も薄く開いていたではありませんか!!」
響「中で眼をきょろきょろさせるのがポイントだぞ」
貴音「」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「……響、おいたが過ぎますよ」
響「えっ」
貴音「嘘をついてまで、人を笑いものにするのは感心しません」
響「だから嘘じゃな」
貴音「この口が悪いのですね!!」ギュウ
響「いひゃああああ!!」
響「自分のほっぺたをなんだと思ってるんだ!!」
貴音「響がふざけるのがいけないのでしょう!!」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「違います、違います!!」
響「た、貴音落ち着いて」
貴音「わたくしの寝相は」
貴音『……すぅ、……すぅ』
貴音「でしょう!!」
響「……ぐぅぐぅ」ポカァン
貴音「」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「先程と違うではありませんか!!」
響「いびきも大切な要素だったのを忘れてて」
貴音「い、いびき……」
響「貴音のポカ寝名物だぞ」ドヤ
貴音「ぽか寝!!!!」
響「……ごめんな、ちょっと上手すぎちゃったか?」
貴音「……」ガシッ
響「えっ」
貴音「尻をだしなさい」
響「」
貴音「今から響の尻を打ちます」
響「やめろォ!!」ジタバタ
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「わたくしは!!」
貴音『……むにゃ、らぁめん、むにゃぁ』
貴音「このようにわたくしのきゃらに合わせてかつかわいらしい寝言を!!」
響「違うぞ」
貴音「」
響「寝言も言ってるとき時あるけど」
貴音『たくさんの……、しゃもじ……』
貴音「」
響「こんな感じで意味わかんないぞ」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「……撤回しなさい」
響「えっ」
貴音「今までのは全て嘘だと撤回しなさい!!」
響「う、嘘じゃないぞ!!」
貴音「そのようではふぁんの皆が悲しみます!!」
響「だって本当のことだもん」
貴音「なんと強情な……」
貴音「そういえば先程、指が云々と」
響「……ちゃんと聞こえてたのか?」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
響「ポカ音の口に指を入れたらね」
貴音『ちゅむ、ちゅむ』
響「って吸いだしたんだぞ」
貴音「」
響「そのあと奥まで入れてみたらね」
貴音『ちゅむ、ちゅむ、……おえっ』
響「って、……んふっ」
貴音「」
貴音「」
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響「動画も撮ったんだ」ピ
<……グゥグゥ
貴音「」
響「くくくっ」
<チュム、チュム、……オエッ
響「ふひっ」
貴音「」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
響「おえっ、って、ふふっ」
貴音「……響」
響「くっ、くくっ、なに?」
貴音「……物真似をお願いします」
響「えっ、動画あるのに」
貴音「……響の物真似が見たいのです」
響「んもー、貴音は仕方のないやつだなぁ」
貴音「……響が完璧過ぎるので」
響「いくぞー」
響「……ぐぅぐぅ」ポカァン
貴音「はい」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「……っ」m9
響「ちゅむ、ちゅむ」
貴音「はい」
響「ちゅむ、おえっ」
貴音「……っ」ググッ
響「っ!? お、おえっ」
貴音「……響は完璧ですから」グイグイ
響「おえっ!? うえっ、うっく!!」ジタバタ
貴音「響は完璧ですから!! 響は完璧ですから!!」グッグッ
響「う、うぐ!! おええっ!!」ドンッ
貴音「はやああああ」
響「はあっ、はあっ……!!」
貴音「……」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
響「何するんだ!!」
貴音「……」
響「今すごい危なかったんだぞ!!」
貴音「……っ」
響「た、貴音?」
貴音「うわあん、あうあうあう!!」ポロポロ
響「」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「わだぐぢばぞんなねがだでばありまぜん!!」
響「ご、ごめん」
貴音「うぅ!! うぅ!!」バシバシ
響「いたっ!! 貴音痛いって!!」
貴音「じいやからは『お嬢様は独創的な寝相』だとよく褒められたのに……!!」
響「うっ」
響「ど、独創的さー、貴音の寝相は世界一さー」
貴音「やめなさい!!」
響「ひっ」
貴音「なんですかその棒読みは!! 茶番にも程があります!!」
響「」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「それなのに響は……、響は……!!」
響「貴音……」ギュッ
貴音「ぐすっ、ううっ」
響「……ごめんなさい」
貴音「……本当に反省していますか」
響「うん」
貴音「……悪い子の響には罰を与えます」
響「」
貴音「今日はわたくしの家にお泊まりの刑です」
響「うぎゃあああ……、えっ?」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「これは罰ですから」
響「で、でも」
貴音「響に拒否権はありません」
響「はい」
貴音「なにをにやついているのですか、これは罰なのですよ」
響「いやいや」
貴音「まったく」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
響「というわけでぴよ子、今日はもう帰るね!!」
小鳥「二人とも気を付けてね」
貴音「お疲れ様でした」
ガチャ
美希「ひ、響!!」
響「あっ」
美希「なんなのこのメールの動画は!!」
<チュム、チュム、……オエッ
響「」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
美希「こ、これのせいでお仕事中も思い出し笑いしちゃったの!!」
美希「こんなの笑わざるを得ないって思うな」
美希「あの律子もお腹抱えて笑ってたし」
響「や、やっぱり自分今日は帰」
貴音「ふふっ」ガシッ
響「」
美希「あれ、そういえばもう帰るの?」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「本日はお泊まり会です、美希もいかがですか」
美希「ホントに!? もちろん行くの!! すぐ準備してくるから待っててね!!」タタタ
貴音「御馳走を、美味しく、美味しく、いただきましょう」
貴音「ねぇ、響?」
響「うぎゃああああ!!!!」
終
☆ :おまけ 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「おやすみなさい」
響「おやすみ」
美希「おやすみー」
美希「ねぇ響」ボソ
響「まだ、もう少ししたら」ボソ
美希「うん」
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
貴音「……ぐぅぐぅ」ポカァン
美希「……っ」フルフル
響「ふーっ、ふーっ」プルプル
貴音「……ふあぁ、よく寝ました」
貴音「……ぐぅぐぅ」ポカァン
響「えっ」
美希「あんな……、あんな寝言敵わないの……!!」バンバン
☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA
律子「んふふ」m9
貴音「ちゅむ、ちゅむ」
響「んふっ、くふふ」
真「や、やめなよ律子まで」
律子「だって……、ふふふ」
貴音「……ぐぅぐぅ」ポカァン
響「次は自分の番だぞ」m9
響「っ!?」
貴音「トェェェェイ」グググ
響「いだだだだだ!!!!」
真「だから言ったのに」
律子「あはははっ!! おなか、おなか痛いぃ、はははは!!」
響「んぎゃあああああ!!!!」
今度こそ終
コメント
コメント一覧 (3)
乙甲実
本当に素晴らしい
この「トェェェェイ」ってのは、掛け声ではなく、歯を食いしばってる感じでいいのかな?