※クロス?物です
※タイトルを変えました




☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA


響「貴音」

貴音「いかがで」

響「もちもちしてるね」

貴音「はい?」

響「むちむちの間違いかも」

貴音「いやいや」

響「正月太り?」






貴音「響」

響「んふっ」




☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

貴音「がりがりですよ」

響「いやいや」

貴音「ぺらぺらで」

響「どうせだから先に言っておこうかなって」

貴音「なるほど」






貴音「どうせですからわたくしも先に」ムギュ

響「いひゃいいひゃい!!」ジタバタ


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

貴音「ありえません」

響「はい」

貴音「節度と節制の心で正月は楽しみますゆえ」

響「おせちに負けずに?」

貴音「お雑煮にも負けずに」

響「そっか」

貴音「えぇ」






響「なんだっけ」

貴音「んふふ」


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

響「なんの話しようとしてたんだっけ」

貴音「しょうもないことを言っているからですよ」

響「お姉ちゃんが言いますか」

貴音「お姉さまだから言うのです」

響「けっ」






貴音「さぁ妹者」

響「妹者て」


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

貴音「なんの話でしょうか」

響「武道」

貴音「美味ですね」

響「そうそう、武道の話」

貴音「そのままでも、加工してでも」






響「貴音ってさ」

貴音「」


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響「武道やってるんだよね」

貴音「まぁ」

響「いや、武道というよりその」

貴音「護身術」

響「それそれ」

貴音「幼いころから一応は」

響「じゃあ」






貴音「それはもう」シュシュ

響「んふっ」


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響「いやいや」

貴音「はい」

響「まだなにも」

貴音「言わずもがなです」

響「ホントに?」

貴音「『四条貴音は強い』という話でしょう?」

響「うん」






貴音「ふふっ」

響「んふふ」


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貴音「その通りでしたか」

響「すごいね」

貴音「わたくしですから」

響「じゃあもし」

貴音「もし」

響「強盗が来たとしても」






貴音「ぽい、です」

響「ぽい?」


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貴音「片手でぽい、です」

響「すごい」

貴音「でしょう」

響「じゃあもっと悪い強盗でも」

貴音「くるくるのぽい、です」

響「さすが」

貴音「でしょうね」






響「んばぁ」

貴音「きゃああああ」ドンガラ


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響「うん」

貴音「違うのです」

響「びっくりした」

貴音「これは違うのですよ」

響「いやまさかね」

貴音「心の準備が」

響「いやいや」






貴音「……あれはわたくしが幼い頃」

響「はい」


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ヴォルド『シュー シュー』

たかね『はい』

ヴォルド『シュー シュー』

たかね『はい』

ヴォルド『シュー シュー』

たかね『し、しゅー』

ヴォルド『シュー シュー』スクッ

たかね『ひっ』






ヴォルド『シュー シュー』カクカク

たかね『いやああああ』ドタドタ


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貴音「今でも思い出すだけで」ガクガク

響「どうしてそんな人に」

貴音「じいやの知人で」

響「すごい」

貴音「しかもじいやは一緒にいたのです」

響「道場に」

貴音「それなのに」

響「うん」






貴音「逃げ回るわたくしを見て大笑いを」ギリギリ

響「んふっ」


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

貴音「その後へとへとになったわたくしの横で」

響「一応やりきったんだ」

貴音「じいやとヴぉるど先生のお茶会が」

響「なんと」

貴音「真、奇妙な空間でして」

響「だと思う」






貴音「『すぺいん野郎には負けられない』云々と」

響「スペイン?」


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貴音「じいやには困ったものです」

響「そりゃあ貴音みたいになっちゃっても」

貴音「はい?」

響「いえ」






貴音「他にも」

響「えぇ」


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タキ『キェェェェイ!!』ダダダ

たかね『きぇぇ』タタタ

タキ『違う、キェェェェイ!!』ダダダ

たかね『き、きぇぇぇぇい』タタタ

タキ『……仕方がない』つトェェェェイ

たかね『ひっ』






タキ『キェェェェイ!!』ダダダ

たかね『いやああああ』ドタドタ


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貴音「ますくです」

響「マスク?」

貴音「『トェェェェイ』なますくです」

響「ひっ」

貴音「そんなものを着けて追いかけてくるのです」

響「じいやは?」

貴音「泣いていました」






貴音「笑いすぎて」ギリギリ

響「ふふふ」


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貴音「その後へとへとになったわたくしの横で」

響「お茶会だ」

貴音「多喜先生はお茶に詳しく」

響「なんと」

貴音「茶道も教わりましたゆえ」

響「面妖な」






貴音「『肩に狸を乗せるなんて』云々と」

響「タヌキ?」


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

貴音「しかしわたくし気付きました」

響「はい」

貴音「爪術に短刀術」

響「そ、そうじゅつ?」






貴音「爪に短い刀です」

響「」


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貴音「使う機会はあるのかと」

響「そんなの持って稽古してたのか」

貴音「いえ」

響「うん?」






貴音「危ないので持たずに稽古を」

響「えっ」


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貴音「じいやが」

響「じゃあ持ってるつもりで」

貴音「はい」

響「どんな感じに?」






貴音「はっ」シュシュ

響「んふっ」


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貴音「滑稽でしょう?」

響「笑っちゃった」

貴音「構いません」

響「だって」

貴音「わたくしも五つにして自覚しておりましたゆえ」

響「かわいそうなたかね」






貴音「はたしてこれで良いのかと」

響「なるほど」


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

貴音「いけません」

響「強盗が来たとしても」

貴音「きゃああああ」

響「いやいや」






貴音「わたくしは自ら道場の門を叩きました」

響「はい」


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

タマネギ先生『よく来たな、わがフルーツ道場へ!!』

貴音『はい』

タマネギ先生『お前は自分を鍛え、技を習得するために云々』

貴音『わたくしは自分を鍛え、技を習得するために云々』

タマネギ先生『覚悟はいいか、若いの』

貴音『よろしくおねがいします』






タマネギ先生『キック、パンチ、すべてはココロじゃ』

貴音『ぱんち、きっく!!』


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

貴音「響」

響「なに?」

貴音「なにゆえ震えているのですか」

響「もうすぐお正月だから」

貴音「では、どうして脇腹をつねっているのですか?」

響「自分の癖さー」



貴音「たまねぎ先生」

響「んふっ」






貴音「師匠を笑うとはなにごと」ムギュ

響「いひゃひゃひゃ!!」ジタバタ


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

貴音「すべてはこころです」ドヤァ

響「パンチ!!」シュッ

貴音「ぶろっく」パシ

響「なんと」






貴音「たぁらんぽぉ」クルクル

響「」


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

貴音「ですから強盗が来ようと」

響「大悪党が来ようと」

貴音「くるくるのぽい、です」

響「ふーん」

貴音「安心してわたくしの後ろに隠由」







響「んばぁ」

貴音「きゃああああ」ドンガラ


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

響「はい」

貴音「もう許しません」ガシッ

響「えっ」

貴音「根性から叩き直す必要云々」

響「ど、どこへ」ズルズル






貴音「ふるーつ道場に」ドヤァ

響「やめろォ!!」

                         終


☆ :おまけ 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

真「……ケーキだよね、これ?」

春香「うん」

真「なんでクリームにエビとかアサリが」

春香「バカうまを目指したらしいよ」

真「バカうま?」

春香「料理番組通りに作ったって」

真「春香が?」






春香「律子さんが」

真「えっ」


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

律子「うっ」ポロポロ

あずさ「次がありますから」ギュッ

伊織「見た目だけなら世界よ、世界!!」

亜美「まだお腹イッパイだから食べられないけどハラペコなら云々」

律子「でも」ポロポロ

あずさ「律子さんは強い子です、だから」



やよい「悪くないと思う」パクパク






あずさ「トーーーーイ」ヒシッ

亜美「トーーーーイ」ヒシッ

伊織「トーーーーイ」ヒシッ

やよい「トーーーーイ」ヒシッ

律子「トーーーーイ」ポロポロ


☆ :名無しに変わりましてうわあうな!! 0000/00/00(@) 00:00:00.00 ID:UwAAUnA

やよい「とまらん」パクパク

あずさ「あら、ほんとうね」パク

伊織「満腹とかなんとかって」パク

亜美「いおりんの聞き間違いっしょ」パクパク

律子「うわあん、あうあうあう!!」ポロポロ

雪歩「よしよし」ナデナデ






春香「え、えっと」

真「いいんじゃないかな、うん」

                        今度こそ終